御殿山小笠原家廟所

住所松本市浅間温泉3[地図]

説明

 小笠原家の再興をした松本城主小笠原貞慶(さだよし)、秀政、忠脩(ただなが)の三代を祀った廟所で、特に忠脩の遺骨が埋葬されている。五輪塔は右から秀政、貞慶、忠脩で、貞慶は大隆寺殿、秀政は臨済寺殿、忠脩は法性寺殿とそれぞれ埋葬された寺名に関係深い戒名がつけられている。 秀政と忠脩は元和元年5月7日大阪夏の陣で戦死している。

 現在の五輪塔は貞亨2年(1685)城主水野忠直の呼びかけにより、九尺四面の御霊屋と共に建立されたものである。御霊屋は天保7年(1837)焼失したままで再建されず、古い大きな石垣が昔を物語っている。前面の平地は大隆寺、後に法性寺があった所である。


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