こよいは浅間のいで湯にとまりんとて

くる人多き筑摩の湯、西に北アルプスの山々の眺望

伝承によると、大和朝廷貴族の別荘地から始まった浅間温泉は、「束間(ツカマ)の湯」と呼ばれ以後「筑摩の湯」と改められました。鎌倉時代には、守護北条氏が領有し、新しい国司が来るたびに浅間のいで湯に馳せ参じ武士達の奥座敷となっていました。
さらに、石川氏、小笠原氏、戸田氏・・・歴代の領主は「士族の湯」を持ち人民の湯とは分けられていました。
現在も「御殿の湯」などその面影が名前に残っています。人の歴史は変わっても豊かな湯量とおもてなしの心は変わりません。

松本城と手打ちそば

古くて新しい、松本の豊かな香り

文禄(1593~1594)年間に立てられた五重六階の天守閣は日本最古のものです。戦国時代のそのままの天守が、多くの人の努力で保存され、明治の大改修後の昭和11年、国宝に指定されました、別名「深志城」とも呼ばれ、姫路、彦根、犬山とともに四大城郭国宝に数えられています。
山国の暮らしの中では蕎麦はお米に替わる主食のひとつでした。冷涼で気温差のある気候は、風味豊かな「信州そば」を育てました。毎年11月初旬の連休には信州そば博覧会が開催され各地のそば打ち自慢が結集し、全国からのお客様でにぎわいます。

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